現在の株式会社フジタは、2015年に大和小田急建設株式会社と株式会社フジタが合併して母体が形成されました。大和小田急建設株式会社は1869年に野村組として、株式会社フジタは1910年に広島で土木・建築請負業を創業することによってそれぞれスタートしています。
フジタは、小田急グループとして比較的地域密着型の建設を行ってきた側面と、商業施設や海外進出を進めた大規模な側面とを併せ持つ建設会社としての地位を築き上げてきています。「海外事業」「都市再生」「環境」「総合力」の4つを強みとして掲げることができているのにはこうした背景があるからでしょう。
建設業を通じて社会へ貢献したいという社長の言葉にもそれが滲み出ています。
フジタは1989年に「地球環境室」を設置しています。これは、総合建設業で初めてであり、早い段階から環境に対して強い意識を持って取り組んできました。
1990年に掲げられたスローガンは「"高"環境づくり」であり、フジタの強みを活かした提案力で、快適で豊かな環境を創造しようとする意思と姿勢を明快に表現しています。
庇(バルコニーを含む)や可動ルーバー、エコアトリウムを設けて空調利用を最小限に抑える、壁面緑化により、生物多様性の確保をしつつ、ヒートアイランド現象を緩和するなど、建造物そのものに技術を駆使して環境負荷の緩和に取り組んだ理しています。
また、建設現場での動植物の保全・管理のため、現場に生息する動植物の情報をデータベース化し、オンラインで関係者に情報共有するなど、動植物の保全対策や管理も行っています。
フジタは人を大事にする企業でもあります。技術、自主性、組織力、マネージメントと、フジタに必要とされる人を集めるだけではなく、育成することにも力を入れています。
OJT(個別育成制度)とOFF・JT(教育・研修制度)とがあり、新人の頃から階層に合わせた研修をみっちり行っています。フジタでは、必要に応じて外部の専門家が講義を行うこともありますが、社員が講師となって実体験や経験に基づいた講義を行うのが大きな特徴です。
また、2年に1回、自分のキャリア目標等を申告するキャリア申告制度というものもあります。今後どのようなキャリアを描きたいのか、そのためにどんな努力をしているのかなど、本人の将来目標の確認と、能力開発の動機付けや支援を行うための制度であり、若手の頃から自発的なキャリアプランの形成をバックアップする体制が整えられています。
先述の通り、大和小田急建設株式会社と株式会社フジタが合併して今のフジタがあります。それぞれの強みを持ち合わせた建設を行うことができるため、手がけている建造物の種類は実に豊富です。
企業のビル、商業施設、集合住宅、ホテル、レジャー・スポーツ、複合施設、交通・運輸、上下水道施設、都市再生など、多岐に渡ります。また、自社の技術センター建設も行うなどもしています。
【PFI】 藤沢市有機質資源再生センター整備運営事業
八王子駅北口地下駐車場
フジタ技術センター
株式会社フジタ
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目25番2号
電話:03-3402-1911
フジタが手がけている建造物の種類は実に多く、多くの知識と経験が求められます。ただし、入社直後から自分のキャリアプランに合わせた人財教育をしてくれるため、明確な目標を持って自己成長をする機会があります。
また、意欲さえあれば若手のうちから重要なポストを任せてもらえる風土であり、裏を返せば積極性が重要であるとも言えます。「自分がどうなりたいか」という明確なビジョンを持ち、いかに周囲と協力して業務を進められるかが現場監督に求められる資質です。
ベトナム第3の都市として位置づけられているハイフォン市において、ロングステイホテルとホテルの開発を大和ハウス工業と協働で行っています。それぞれの会社が持つ専門分野のノウハウを結集。ベトナムへ日本企業が進出するにあたり日本人駐在員および出張者の居住、観光客などの宿泊ニーズに対応することが目的です。
地下1階・地上20階建て、延床面積約39,000m2の規模で、施工はフジタ、ホテルの運営は株式会社オークラニッコー ホテルマネジメントに委託、ロングステイホテルの運営は大和リビングマネジメント株式会社に委託する予定となっています。
メキシコの首都であるメキシコシティから車で3時間ほどのところに位置するケレタロ市において、ホテルおよびサービスアパートメントの開発を大和ハウス工業と提携して行っています。ケレタロ市は人口が増えたことに伴い都市機能が充実してきており、自動車・航空機産業を中心に産業集積が進んでいるのが特徴です。また、地震リスクが低いことから注目されています。
延床面積約17,000m2、客室数約280室の規模となる施設は、大浴場や日本食堂、ゴルフ練習施設などを備え、国内では類を見ない総合施設としての側面を有しているのが魅力です。フジタがメキシコで蓄積した建設事業のノウハウと、大和ハウス工業が持つソフト面のノウハウを融合することで、安全で快適な住環境を提供できるように進めています。
07:15 |
出社 メールやToDoのチェック |
---|---|
08:00 |
朝礼 体操後、安全通路や重機配置の確認 |
09:00 | デスクで計画書や工程表の作成 |
11:30 | 職長とともに作業内容や重機配置の打合せ |
13:00 | 協力会社との打合せや図面チェック |
20:00 | 退社 |
工事を計画通りに進むかどうかは、全て段取りにかかっています。が何より大切になります。段取りは経験と入念な準備が必要ですが、自分の至らなさによって現場の作業を滞らせてしまったときは、歯がゆさや申し訳なさを感じます。
しかしフジタには、若いうちから積ませてくれる環境があるため、今は目の前の仕事と真摯に向き合い、自己鍛錬に努めたいと思っています。
雰囲気が良くて、困ったときに声をかけてくれる人達や良い上司、良い現場に囲まれて仕事ができたことに、心から感謝しています。だからこそ、一日も早く周りから認められるようになって、恩返しがしたいです。
そして、たくさんの人達で毎日賑わうような大規模な商業施設や、街の人の役に立ち続ける図書館などの建設を任されるような人材になりたいと思います。
フジタでは街中で目にするような、建物を作ることが可能です。しかし、建物の種類ごとに施工方法は異なるし、施工管理の担当者によっても変わります。つまり、1つとして同じ答えがなく、あらかじめ正解と呼べるアプローチが用意されている訳ではありません。誰も真似できない自分だけの個性を建物に宿すことができると理解しています。
これを実現するためには、プロフェッショナルとしてどれだけ自分の技術力を高められるかが肝要であり、口で言うほど簡単な話でもありません。ただ、これほど自分の個性を大規模に表現できる職業は他に無いと思います。
がむしゃらに仕事に挑み続けた先に、「こんな仕事をやってきたんだ」と過去の自分を誇ることができる。そんなキャリアを歩めたら理想的だと思います。
橋やトンネルと一言で言っても、それらの完成には多くの専門家や職人の知恵と労力が欠かせません。立場によって異なる意見や施工手段を取りまとめていくプロセスには多くの苦労が伴います。
無理なお願いをしたり、説得を要する依頼事をしたりするのも少なくないです。そのため、施工管理の本質は交渉や調整でだと言えるのかもしれません。だからこそ、信頼関係の構築が大事であると思うのです。
入社以来様々な現場を経験してきましたが、自分の言葉を信頼してくれるような仲間を1人でも多くつくることが、良い進捗の流れを生み、高品質なものづくりへとつながっていくのだと確信しています。そして、そんな仲間たちとともにつくりあげた建造物が完成した姿を目の当たりにする瞬間には、すべての苦労が吹き飛び、この仕事をしていて良かったと実感する事ができます。そんな瞬間に1つでも多く立ち会えるよう、今後も信頼関係の構築を大切にしながら、常に誰もが納得できる最善の答えを導き出せるよう、努力していきたいと思います。
自分が計画した機械設備によって工事が進んでいく光景を目の当たりにする度に、充実感が得られます。自分の仕事が災害対策やインフラの整備など、人々の生活向上に役立っているという事実が、責任感と誇りをもたらしてくれます。
土木の作業現場に配属されることが多いので、測量・ICTといった土木に関する知識を身につける必要も。その習得には、苦労しています。
今までの現場経験を通して、現場目線や使用者目線から機械に工夫改善を施せる余地があることを知りました。最近になってから建設業における機電の醍醐味は、先進的な機械開発や性能向上に留まらないということを確信しています。
工夫をして工期短縮や、リスク回避などを実現したい。そのために実践するべきことは多いですが、機電と土木双方の知識と経験を兼ね備えた技術者になれるよう、日々精進していきたいです。
入社して間もなく、メキシコで展開されていた大規模な工場建設プロジェクトの設計監理担当者に就きました。
1年間ほど海外に駐在しましたが、人との出会いや仕事上の気付きなど、貴重な経験を積むことができました。日本では使用しない設備に苦戦したり、英語やスペイン語でのやり取りに戸惑ったりと、楽しいことばかりではなかったです。しかし、駐在を経験する前に比べて視野が広がったように感じます。
フジタは社員の意志や適性、キャリアアップを見据えた人材配置が実践されている会社です。人財教育にも力を入れており、研修の内容も充実。チャレンジ精神が旺盛な人ほど、成長欲が満たされ、キャリアアップすることができる会社だと思います。
フジタは「海外事業」「都市再生」「環境」「総合力」を4つを強みとして掲げており、グローバルに活躍するゼネコンです。母体となった大和小田急建設株式会社と株式会社フジタの良いところを活かし、精力的に活動しています。
多くの知識や経験が求められますが、積極性さえあれば若手のうちから重要なポジションで仕事をする機会を与えてくれます。人財育成にも注力しており、「自分がどうなりたいか」という明確なビジョンさえあれば、それに適した人材配置も行ってくれます。