画像引用元:三井住友建設公式HP
https://www.shimz.co.jp/
2003年に三井建設と住友建設が合併して三井住友建設が誕生しました。この特徴から、三井と住友の両方のグループに属しています。
得意としているのは橋梁、または道路といったもので、1991年には首都高速道路のレインボーブリッジを建築した実績を持ちます。また建築の分野においてはリフォームの施工も得意としているのが特徴。
耐震免震工事の実績数も多く、大きなマンションの工事も多数手がけている会社です。
特に建築分野では、売り上げのうち3割を大型マンションなどの住宅が占めているとのこと。全国にある三井アウトレットパークに関しては、ほぼ三井住友建設が設計・施工をしています。土木や建築のほかに海外での活動にも力を入れている会社です。
毎年7,000戸以上の集合住宅を施行している会社でもあります。総合するとこれまでに約20万戸を施工した実績があるのですが、大きな特徴として挙げられるのが高層住宅・超高層住宅の施工を得意としていること。
例えば1979年には23階建ての超高層住宅を建設した実績があります。
三井住友建設では「SuKKiTシリーズ」と呼ばれる集合住宅システムを発表し、高く評価されている点も見逃せません。これは窓が高くコストを抑えたマンション候補であり、2,015年度にはグッドデザイン賞を受賞しました。
板状外廊下、中廊下、タワーマンション、耐震、免震など様々なラインナップで建物タイプに対応しているのですが、これは豊富な実績があるからこそできる対応だともいえます。
三井住友建設には「住宅高品質・高機能化委員会」と呼ばれるものが設置されています。これは集合住宅分野において、更に高品質化及び高機能化を目的として発足されたものです。
三井住友建設ブランド構築のために経営、営業、開発、設計、施工、アフターサービスなどが展開されています。活動する際には社外の学識経験者を特別アドバイザーに迎えているとのことなので、常に今より高い品質を求める取り組みがされている会社ともいえるのです。
また三井住友建設は三井建設と住友建設が合併してできた会社ということもあり、それぞれのグループ力を活かした顧客ネットワークを持っています。このあたりも大手・準大手のゼネコンである三井住友建設の強みだといえるでしょう。
三井住友建設ではグループ力を最大に活かした事業を行っています。強力なネットワークを活用し、数々の施工実績を積んでいるのです。
ただ建築を続けるだけではなく老朽マンションの不安を解消するためのマンション再生にも力を入れていますし、安心して住める建物を支える存在です。
またマンション再生の分野では建て替えや、建て替え以外の方法での再生もしっかりサポート。経験と実績を活かしながら、建築の分野において様々な活躍をしています。
三井住友建設では、多くの受賞歴があります。
三井住友建設では、安全管理の基本方針として「三井住友建設労働安全衛生マネジメントシステム」を掲げている点が特徴です。この取り組みでは、職場において考えられる危険やさまざまなリスクを関係者全員で洗い出します。その上で、適切なPDCAプロセスを実行することにより、安全衛生水準の向上に繋げています。
三井建設では、これまでさまざまな建築に関わってきた経験やノウハウを活かすことにより、建築をはじめとする幅広い分野における課題・期待に対するソリューションの提供を行っています。例えばお客さまの資産を守るための耐震診断や耐震免震工事、マンションの大規模修繕、建て替え相談、施設機能移転サービスなど、多彩な相談に対応することが可能です。
商号:三井住友建設株式会社(Sumitomo Mitsui Construction Co., Ltd.)
本店所在地:〒104-0051 東京都中央区佃二丁目1番6号
TEL:03-4582-3000(大代表)
創立:2003年(平成15年)4月1日(設立 1941年(昭和16年)10月14日)
資本金:12,003,797,895円
決算期:3月31日
事業内容
三井住友建設は、溢れる情熱を持っている人を求めています。また建設業は常に変化を続けているわけですが、こういった変化に敏感な人に向いている会社です。社会のニーズに合わせたものづくりをプロデュースできる人材を求めているため、困難な状況でも積極的に物事に取り組んでいける人が好まれます。
物事を前向きに考えられる人を求めているとのことなので、この分野で活躍したい、成し遂げたいことがあるといった方に向いているでしょう。
野村不動産株式会社、関電不動産開発株式会社、パナホーム株式会社の発注により神奈川県に建てられたRC造、地上10階、総戸数94戸の集合住宅です。次世代型の都市型スマートシティ「Tsunashima SST」の一角に誕生しました。
大きな特徴ともいえるのが、最新技術を取り入れることにより快適でありながら省エネな生活を実現できるということ。
例えば住戸内へ空気を流通させるために、換気機能付きの玄関ドアやLD通風ドア、定風量給排気換気スリット付サッシを用いたパッシブ設計となっています。他にも一括受電、エコキュート、家電や電気設備を最適に制御する管理システムであるHEMS、太陽光発電、蓄電池などを取り入れ、環境に配慮した設計が行われました。
こういった取り組みにより、建築環境総合性能評価システムであるCASBEE横浜では最上級のSランクを取得。更にUSGBCが運用する建物や都市の環境性能評価システムのLEED認証においては日本の分譲集合住宅初のゴールド認証を取得したのです。(2018年3月時点)
この建物ではマンションで使うエネルギーを一元化することにより、効率的なエコを実現しました。またエレベーターホールにモニターが設置されており、住居者でも現在のエネルギー状況などが分かるように取り組んでいます。
災害時位には蓄電池でためた電力を供給することにより、停電時でもエレベーターが稼動できる仕組みになっているのも特徴です。
外観については街全体で色調を合わせるためにベージュを基調としたタイル貼りのスタイルを採用。これにより、非常に落ち着きのある印象となっています。
住友不動産株式会社が発注し、2015年に東京に建てられたRC造、地上52階、地下1階の建築物です。
なんといってもその大きな特徴が、地上52階建てとなる免震ツインタワーであるということ。免震構造を採用することにより、何年経っても安心して暮らしていけるようなマンションです。
イースト棟とウエスト棟からなるその高さは180mもあり、晴海地区の新たなランドマークになるとして注目されました。
とにかく大きな超高層住宅なのです。これを2棟同時に施工することになり、三井住友建設の技術力を集結した非常に大きなプロジェクトでもありました。免震タワーということもあり、基礎免震はもちろんのこと中間階免震も併用し、5種類もの免震装置を採用しているのが特徴です。
また、迅速に躯体構築をするためにスクライム・スクライム-H工法と呼ばれる施工方法とDOC工法を組み合わせたものを採用しました。これにより、本来であれば5~6日程度かかるような1フロアーの躯体構築が3日で完了したとのこと。驚くべきスピードです。
構造設計ではかなり慎重なチェックを行いました。住戸数が1,666戸もの大きな建物であるため、万が一構造設計で小さな失敗をしてしまうとそのすべてに住戸に影響してしまうためです。
住む人にとって重要になってくることとして間取りの可変性の問題がありますが、こちらは超大型スラブと呼ばれるものを採用することにより間取りの可変性を高めています。安全性と機能性の両面を実現したマンションだといえるでしょう。
2015年に愛媛県新居浜市に建てられた総合文化施設です。外壁に銅板を使用しているデザインが特徴的です。施設内には多目的ホールや美術館のほか、創作スペースなども設置されています。
施設名にもついている「あかがね」とは、銅のこと。その名の通り銅の板をたくさん使って作られた建物で、銅は新居浜市発展の礎とも呼べるものです。
この関係もあり、銅の需要・開発のほか普及増進に貢献した業績が認められ、第43回日本銅センター賞を受賞しました。
あかがねミュージアムには別子銅山という日本三大銅山のイメージが採用されています。さらには3次元曲線の斬新なデザインなどを取り入れた施行によって銅板の特性が理解できる総合文化施設であること、42トンにもなる銅板22,500枚を使用していることなどが評価されたことを受けての受賞です。
あかがねミュージアムが建築された新居浜市は、住友グループの企業城下町でもあります。この施設の建築には建設事業をとおして地域の発展などに貢献したいという三井住友建設の思いもこもっているわけです。
整備構想が持ち上がったのは1974年のことと非常に古く、そこから市民と対話を重ねて作り上げました。特に建築において大変だったのが鉄骨の工事だったとのこと。これは、外観の曲面がすべて違うため、同じ鉄骨部材がないからからです。
様々な工夫や技術を取り入れながらできあがったあかがねミュージアムはとても美しいので、お近くの方は一度足を運びその技術力を確かめてみてはいかがでしょう。
三井住友建設の社員のスケジュールは、公式サイトに記載がありませんでした。
三井住友建設を選択した大きな理由は、実際にこちらに就職している大学の同期生から人を大切にする会社だと聞いていたからです。また大きな建設会社ではありますが、若手でも意見を言いやすい雰囲気があるため、とても働きやすいと感じています。
自分に務まるかどうか不安を感じる仕事を任されたのですが、確かにわからないことはたくさんあるものの上司や先輩に相談しやすい環境が整えられているので安心です。いつもとても親身になって相談に乗ってくれているので、無事進めていくことができました。
とても規模の大きい仕事に携わることができるので、やりがいを感じながら業務に当たっていくことができます。なかなか自由に休みを取るのは難しくなりますがその後の休暇もありますし、働きやすい会社だと感じました。
教育や研修に関してはきちんとした制度が用意されていると感じます。優しい上司や先輩が多く、困っていることがあったりすると積極的に話を聞いてもらえるのは嬉しいですね。自分ひとりで悩みを抱えることもなく、働きやすい職場だと思います。
社員に対して気遣いのできる会社だと感じました。例えば勤務地などに関して、ある程度希望を聞いてくれるのは助かります。教育体制も整っていたので、実績の少ないところからでも上を目指していけそうです。
唯一の財閥系のゼネコンということで、安定性があると感じた。 準大手ゼネコンの中でも、特に橋梁と高層マンションに強みを持っており、それらの大型案件の実績は同ランクのゼネコンの中でも秀でていると感じた。(後略)
引用元:OpenWork(https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0C30000002hmB5)
ローテーション制度により、現場と設計を経験できる。ローテ後に適性と本人の希望を総合的に判断して最終配属が決まる。(後略)
引用元:OpenWork(https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0C30000002hmB5)
海外の受注案件は、国内の競合他社をみても積極的にとりにいっている様子が見え、受注した数字にも表れている。 あくまでも、国内のみをフォーカスして見た場合の話だが、国内の仕事は物理的に減っていくことが考えられるので、海外を視野にいれた事業展開は必要になると考えられる。(後略)
引用元:OpenWork(https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0C30000002hmB5)
三井住友建設はとても大きな会社であり、それゆえに超高層マンションなど大掛かりな建築に携わることができます。大手・準大手のゼネコンというと構えてしまう方もいるかもしれませんが、新人をしっかりと教育していく体制が整えられているので、安心して検討できるでしょう。
三井住友建設の現場監督として働きたいと考えている方は、これまでの実績情報などもチェックしながら、自分に向いているかどうか確認してみてくださいね。
取材協力会社
株式会社テクノプロ・コンストラクション
スーパーゼネコンをはじめとした、建設業界大手を中心に、質の高い技術を提供できる人材を派遣している、テクノプロ・コンストラクション。
2000名近い技術者のうち、未経験者からベテランまで幅広いメンバーが在籍しています。誰もが知っている有名なビルや施設など、数多くの優秀な建設技術者たちが活躍中です。 施工管理や建築について学べる1ヵ月の研修や、先輩担当者のフォロー・サポート体制が充実しているため、未経験で不安なかたもすぐに現場監督になれる環境が整っています。