画像引用元:ライト工業公式HP
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ライト工業と言えば、斜面・法面対策と地盤改良。これらの分野における高い技術力は国内屈指ということで有名です。斜面・法面対策は、人工的に形成された切土や盛土の法面を降雨や表流水などの浸食から守って、斜面で発生する落石や崩壊、地すべりなどを抑止すること。地山に挿入された補強材によって斜面やのり面の表層崩壊を防ぐ「地山補強土」や老朽化のり面の診断、補修・補強、既設グラウンドアンカーの健全性診断を行う「維持補修」、植物繁茂によって、のり面の浸食や凍結・融解による表層崩壊を防止する「法面緑化」などがあります。
一方、地盤改良は、軟弱な地盤を強化する方法のことです。地盤に固化材を混ぜて撹拌することによって短い期間で地盤を強くすることができます。主な方法としては、原位置土と固化材を機械的に混合撹拌し改良する「機械撹拌工法」や硬化剤スラリーを高圧で噴射し、地盤を切削しながら混合・撹拌する「高圧噴射撹拌工法」、機械撹拌工法に高圧噴射を併用する「高圧噴射併用機械撹拌工法」などがあります。
斜面・法面対策と地盤改良などの土木事業以外にも集合住宅やビル、ホテル、医療福祉施設など建物の建設も積極的に実施。エリアごとにグループ会社がいるなど、地域に密着したサービスを行っています。
国土はもちろん、人々の安全を守るために必要な新技術の開発や、ICT活用技術を駆使した労働環境と働き方の改善など、新規事業を見据えた研究開発に取り組んでいるのもこちらの会社の強み。その1つに挙げられるのがスターディフレーム工法です。この方法は、十字型にフレームを陸組し、クレーンなどでのり面上に敷設させ、連続のり枠構造体として機能させる工法で、鉄筋などの補強材がなくても斜面を安定させることができるほか、組み立て時間の大幅な短縮、必要な個所にだけ限定するなど部分的な組み立てをすることもできます。
地盤改良工事などの基礎土木の分野においては、日特建設とともに業界の草分け的な存在として知られるこちらの会社。施工実績はもちろん、高い技術を国内外で発揮するなど、今後の成長が期待される会社です。
会社名:ライト工業株式会社
所在地:東京都千代田区九段北四丁目2番35号
電話:03-3265-2551
こちらの会社では、国内で培った経験に基づくノウハウなどの独自の技術を海外で発揮するなどグローバル事業を積極的に行っています。そのため、海外での勤務にも抵抗のないグローバルな人材であることが重要です。中には過酷な環境下で仕事に従事する場合もあるため、精神的にも肉体的にもタフであることも求められます。
大学では、土砂崩れなど、森林や山で発生する災害防止を目指した森林防災・治山を専攻。この知識を活かせることに加え、技術者として働き続けられること、アメリカに現地法人があるなど海外で仕事ができるということが決め手となりこちらの会社に決めました。入社直後には、希望がかなってアメリカの地盤改良の現場に研修生として参加。その後、シンガポールにおよそ1年間赴任し、液化天然ガス地下貯蔵タンク建設に伴う、軟弱地盤の改良工事に従事しました。現在は、ベトナムのホーチミンで地盤改良に携わることに。軟弱地盤が多く、「キリがない」と感じるほど、ホーチミンはどこを掘っても水が出てきますが、地盤改良工事は順調に進んでいます。
就職活動を始めるまでライト工業について全く知らず、研究室の教授から、学生時代に学んだことに近い仕事をしている会社として紹介されたことがきっかけ。そこから色々と調べていくうちに「特殊土木のパイオニア」というフレーズに魅力を感じました。「特殊土木とは?」「パイオニアということは新しいことに挑戦できそう」というのが入社を決めた理由です。入社直後は、四国にある民間企業の工場の遮水壁をつくる工事現場で地盤改良を行いました。その後、いくつかの現場を経験していますが、主に斜面防災工事を担当しています。
ライト工業では、若手でも規模の大きな仕事を任されることが多く、速いスピードで成長する機会が与えられる一方で、経験不足で判断ができないという場面にも遭遇します。そんな時、頼りになるのが経験豊富な上司や先輩たち。ライト工業が若手に責任ある仕事を任せることができるのは、上司や先輩たちに気軽に相談できる社風があるからだと思います。いつかは自分も頼りにされる先輩になれるよう頑張っていきたいです。