画像引用元:清水建設公式HP
https://www.shimz.co.jp/
清水建設の創業は1804年。創業者が宮大工だった伝統を受け継ぎ、日光東照宮や寛永寺など、伝統的な社寺建築や歴史的名建築を、現在でも数多く手掛けています。
こうした社歴と共に、これからも歴史を作り続け、次世代の財産になるものを残していくという清水建設らしい姿勢は、コーポレートメッセージにある「子どもたちに誇れる仕事を」からも感じ取ることができます。
引用特許数とは、新たに申請された特許の審査をする過程で、他社の特許への拒絶理由として、清水建設の持つ特許が引用された回数のことです。この数字が多いほど、他社に先駆けた技術を開発しており、他社が真似できない独自の技術も多いということになります。
そしてこれは、競争優位性をもつ企業という評価にもなるのです。他社に先駆けて限界耐力設計法や耐震板壁を伝統建築に適用するなど、多くの新しい技術の蓄積があることで清水建設がものづくりのための技術開発に力を入れていることがよくわかります。
大手5社の医療関連の受注実績ではトップクラスに位置する清水建設。病院建築に強みを持っていることは、高齢化が進むこれからの時代に、大変有利になります。また、国内だけでなく、海外でも、そのノウハウを生かし大規模な病院の建設工事を受注しています。
病院建設で圧倒的なシェアを持ち、自社で設計と施工が行えるという強みに加え、高度な医療機器を組み込む施設の受注に対応するため、早くから人材育成を強化してきた清水建設。営業職を対象に社内留学制度を導入し、医療コンサル実務を経験させるなどの能力向上に力を入れてきました。
また、こうした医療系の建設事業の強化と共に、施設運営管理サービスや環境エネルギー分野でのサステナビリティ事業も強化しているようです。
清水建設のコーポレートメッセージである「子どもたちに誇れる仕事を」というメッセージを象徴するプロジェクトとして、平成25年歌舞伎座の改修工事がありました。
日本の伝統芸能を象徴する歌舞伎座を改修し、未来に伝統文化を残していこうとする一例と言えます。こうした清水建設のプロジェクトの根幹を支えているのは「論語と算盤」の経営理念。誠心誠意、心をこめて仕事に取り組み、次世代の財産となる建築物を残していくという使命感は清水建設のプロジェクトの特徴ではないでしょうか。
清水建設株式会社
所在地:東京都中央区京橋2-16-1
電話:03-3561-1111(代表)
清水建設では、病院や歴史的建造物のほかにも、ダム建設やインフラ事業も手掛けています。そのため、求められる人材は、やはり即戦力になることが条件になっていることがほとんどで、実績や資格を持ってないと採用は難しいと思われます。
また、清水建設の経営理念などを考えると、ただ単に資格さえ持っていればよいということではなく、人格やビジネスマナーなども考慮したほうがよさそうです。
テクノプロ・コンストラクションでは、清水建設のような大手建設会社に派遣する人材に対して、施工管理の基礎をのみならず、ビジネスマナーやコンプライアンスについての研修も行っています。まずはこうしたところで実績を積み、現場監督としての素養を身につけることをおすすめします。
現場責任者になりたいと思いつつも、最初に打診された時は少し早いのではと不安もありました。しかし、4ヶ月の工期の間、支店や営業所などの多くの人に支えられ、日々勉強しながら業務と向き合ってきました。お客様とのコミュニケーションも大切にして信頼を得られるようにとも努力しました。
この現場で受けた多くの支援を忘れずに、将来自分がフォローする立場になった時に返せるようにと思います。次は新築の現場で責任者を務めるのが希望で、今後もっと経験を積んでいきたいです。
初めて現場責任者に決まった時、「やっとか」という気持ちと失敗できないプレッシャーが入り混じっていました。工期厳守の現場で1日たりとも疎かにできない中、ゲリラ豪雨によって打設箇所が水没してしまうというトラブルが発生。しかし、その晩上司が懐中電灯を持って駆けつけてくれて、迅速に処置をしてくれたお陰で遅れは最小限に留められました。誰かがフォローしてくれるという心強さを感じました。
現在は現場ではなく内勤をしていますが、将来の夢は現場の工場長であり、これからも現場に出たいと思っています。
研究所にて微生物や微粒子、化学物資などが高度に制御された空気のクリーンルームの研究をしています。
入社して一年目に結婚し、三年目に出産、その後職場復帰。現在六年目となり、研究所での実験、現場測定、学会発表などで国内外を飛び回っています。主人と出張や夜勤などのスケジュールを調整しながら、子供を育てたり、家族や自分の時間を確保、家事代行サービスなども利用し、仕事と両立させています。
何より私たちの今の働き方ができるのは清水建設の上司や同僚の皆様の理解に支えられていることです。
現場のために、現場に一番近く、そして現場を支援できる仕事がしたいと思って入社以来業務に取り組んできました。
特殊構造物や大型構造物の施工計画立案には必要不可欠な施工時解析を担当しており、これまでにも難易度の高い施工工事に多く携わってきました。計画段階での作業はハードになりますが、実際の施工で計画通りに事が進んだと確認できるとホッと一安心できます。また、ご一緒した現場担当者や協力業者の方からのお声かけをいただくと新たな仕事への意欲が湧いてきます。
技術力と判断力で勝負できるスペシャリストとなれるように業務に励み、マネジメントもできる仕事のスタイルも身に付けたいです。
山留工事、躯体工事、各種計画や得意先協議の書類作成などを担当しています。日々変わっていく現場の中で、自分の計画通りに作業が進んでいくととても嬉しく、仕事をするモチベーションが上がります。
しかし、まだ入社二年目でわからないことも多く、苦労もたくさんあります。女性の現場監督は珍しいのですが、女性だからと特別扱いされることなく男性同様に経験を積んで技術者として認められたいと思っています。
将来は管理技術者になり、自分自身で工事を受注し、一から土木構造物を作り上げたいです。
清水建設の社員のスケジュールは、公式サイトに記載がありませんでした。
清水建設は従業員1万人を超える大企業です。1万人以上の社員が、それぞれ自分の仕事をやり遂げることで、清水建設という企業は成長を続けているのでしょう。
銀座の一等地にある「東急プラザ銀座」は清水建設が手掛けた建物です。東京・銀座の数寄屋橋交差点の一角に、銀座最大規模の大型商業施設として完成。
建て替え前は「銀座東芝ビル」として、1934年に清水組が手掛けています。その後70年という年月にわたり、増築工事やメンテナンスなども実施。
今回、建て替える際も計画の段階から施工に至るまで全てに携わっています。
外観のデザインは江戸切子をモチーフ。伝統と革新の融合を上手く表現しています。銀座に立ち並ぶ高層ビル群の中でも、ひと際輝いて見えます。
長きにわたって清水建設が関わり続けている建物です。そのため清水建設自体の思い入れも大きいでしょう。外観だけではなく、内部まで美しい仕上がりになっています。
東急プラザ銀座の6階は「キリコラウンジ」と呼ばれる場所です。そんな空間にあるカーテンウォールは、柱の無い水平トラスに急勾配で取り付ける必要があります。
極めて特殊な納まり・デザインのため、今までの経験を活かし安全かつ高精度に施工。
施設の集客を上げるためには、周辺一帯の整備も必要不可欠です。近隣公園や地下コンコースの整備なども同時に行っています。
清水建設は地下28mという深度での既存建物の解体から、延床面積約50,000㎡という大規模な本建物の建設、地下鉄・地下駐車場との接続など、難度の高い作業を実施しました。
周辺環境も整い銀座に足を運ぶ人が多くなれば、集客アップに繋がるはずです。「東急プラザ銀座」の近くまで来られた方は、できれば室内に立ち寄り内部の美しさも体感してくださいね。
「東急プラザ銀座」は東京・銀座最大級の大型商業施設です。
施工においては、繁華街で人通りの多い場所での大規模解体、建設、地下28mの大深度、地下鉄・地下駐車場との接続、複雑な形状のガラスカーテンウォールなど、どれを取っても難度が高く非常に苦労しました。
人通りの多い場所なので、万が一にも事故が起これば大変です。そのため日々事故が起こらないように声掛けなどを徹底していました。
職人さんが安心して作業を行えるように、日々顔色や健康状態などのチェックも欠かせません。何か気になる点があれば、スタッフに伝えるようにしていました。
難易度が高い工事だからこそ、責任感も強く生まれた現場です。この建物が100年後も銀座で輝き続けていることを心より願っています。
取材協力会社
株式会社テクノプロ・コンストラクション
スーパーゼネコンをはじめとした、建設業界大手を中心に、質の高い技術を提供できる人材を派遣している、テクノプロ・コンストラクション。
2000名近い技術者のうち、未経験者からベテランまで幅広いメンバーが在籍しています。誰もが知っている有名なビルや施設など、数多くの優秀な建設技術者たちが活躍中です。 施工管理や建築について学べる1ヵ月の研修や、先輩担当者のフォロー・サポート体制が充実しているため、未経験で不安なかたもすぐに現場監督になれる環境が整っています。