・まもなく創立140周年
2021年に140周年を迎える戸田建設。1881年(明治14年)創業の、歴史と伝統を持つ「建築の名門」といわれている会社です。
早くから、鉄筋コンクリート造に取り組み、現在でも色あせることなく、ゴシック様式の秀麗な姿を見せている慶應義塾大学図書館など、近代建築史上に残る名建築を手掛けています。
「『建築の名門』として戸田でしかできない『ものづくり』を。」の企業理念が示す通り、経験を積んだ多くの社員が在籍しており、一級建築士の資格を保
有する社員の数は約30パーセントと、業界でもトップクラスの水準です。
・戸田でしかできない「ものづくり」
歴史的建造物以外にも、大学関連や官公庁、病院や医療福祉施設についてもたくさんの実績がある戸田建設。「教育の戸田」としても知られる戸田の人財教育は、誠実なものづくりとともに100年以上も受け継がれてきた社風でもあり、特に力を入れているようです。
一般的に、売上高が1兆円以上になるゼネコンをスーパーゼネコン、売上高3000億円以上を準大手ゼネコンと呼びますが、戸田建設は準大手ゼネコンでありながら、医療と福祉分野での売り上げでは、スーパーゼネコン5社を上回ることから、「病院の戸田」「学校の戸田」と言われ準大手の中では一目置かれている会社です。
・堅実経営
戸田建設は、良好な財務体質から、大手ゼネコンに並ぶ格付けをされています。
良心を持った技術者集団を自負する、戸田建設の強みは、なんといってもゼネコン屈指の強固な財務体質を備えている事だといわれています。自己資本比率は35パーセント以上と、業界トップレベルの安定性で、事実、稀有な無借金ゼネコンとさえ言われ、大手ゼネコンに並ぶ社会的な信用力を持っています。
早稲田大学大隈講堂のような歴史的建造物に数多くの実績を持ち、その信頼にうえに特に病院や福祉関連、学校を多く手掛けているのが戸田建設の特徴です。
また今後は、海外に進出する日本企業に対して、土地を探すところから工場の建設まで、一貫してサポートする事業にも力を入れていくことを計画中。さらに新規事業の分野では2016年から長崎県五島列島沖で、日本初の浮体式洋上風力発電の商業運転も行っています。
戸田建設のように、すでに資格を持った社員が多く在籍する建設会社で現場監督になるには、たとえ資格を持っていても、実績や経験に乏しいという人材は現場監督として活躍することは難しいかもしれません。
未経験から戸田建設の現場監督を目指すのであれば、現場での実績を積みながら、資格取得を目指すのがおすすめです。
日本全国に展開しているテクノプロ・コンストラクションでは、技術センターで研修や資格のサポートをしてもらえるだけではなく、自宅に近い場所から勤務地を選ぶこともできるので、ゆとりを持ってスキルアップすることも可能になります。
ヘルメットの内側に生体情報測定部、後部に外部環境情報測定部とバッテリーを搭載。生体情報測定部にて着用者の脈拍や活動力を、外部環境情報測定部では温度や湿度を測定。それらのデータはクラウドに送信され、独自のアルゴリズムにて現状を解析することで、着用者・作業者が安全な状態にあるのかを判断。危険な状況にあるとアラートを送信。ちなみに敷地面積2万平方メートル、10階建ての建設現場での実証実験に於いても問題がなかったことから本格的に稼働しています。作業員一人一人の状態を適切に管理することで、無理をさせず、トラブルを未然に防ぐ狙いもあります。
これからの時代を背負う高校生たちを対象に、現場見学会を開催し、実際に現場を見てもらうことで高校生たちの建設業界へのイメージ改善をと考えています。
建設業界は、どうしてもネガティブなイメージを持たれてしまいがちですが、実際には最新技術を導入し、人と人とのコミュニケーションが大切なものです。それらを実際に見てもらうことで戸田建設だけではなく、建設業界全体に対してのイメージ改善を狙っています。実際、現場見学した高校生からは「イメージが変わった」「建設業界に興味が湧いてきた」といった声が挙げられました。
戸田建設では建設業開発となるISO9001の認証を取得。
ISO9001とは品質を表したものですが、ISOI9001を取得することで、国交省によるISO9001活用モデル工事にも積極的に参加できるようになりました。建設業界のネガティブなイメージを払拭すると共に、新しい時代の建設作業として、品質マネジメント・品質向上や自主検査等を行い、クオリティの高い建設作業を行っています。また、外部機関に対しての提言等も行うなど、ただ単に参加しているだけではなく、さらにワンランク上のクオリティを目指そうとする姿勢を鮮明に打ち出しています。
国民的人気キャラクターであるドラえもんを起用したプロジェクトです。
建設業界の労働者不足を受け、モノづくり・建設業の魅力をこれからの時代を担う若い世代にアピール。
戸田建設のモノづくりに対する「本当に価値のあるものを」という理念と、建設業界の本当の部分を知ってもらいたいとの思いから上手く語呂を掛け合わせました。
企業としてのブランディングはもちろんですが、国民的人気キャラクターの知名度を生かして建設業界の「本当の魅力」をより多くの人に知ってもらいたいとの思いが込められています。
建設業界は決して遊び心がない訳ではありません。
安全が関わるからこそ、現場では細心の注意を払い、周囲への配慮を怠らないことが大切ではありますが、こちらのプロジェクトでは建設業界の持つ技術力をユニークな方向にアピールしています。
建設業界のことをよく知らない人々にとって、専門的な部分をアピールしてもなかなか上手に伝わらないだけではなく、興味を持ってもらえない可能性が高いです。
しかし、ユニークな企画を用意することで、建設業界に興味を持っていない人に対して面白さを・楽しさを通して建設業界の技術力の高さを知ってもらいたいとの思いが込められています。
環境問題が叫ばれている中で、戸田建設では社内のエコ意識向上のためのプロジェクトを発足。
一例として、使い捨ての割りばしではなく自分の箸を持参したり、紙コップを廃止して自分のカップを持ち、さらには事務用品はリユースを展開。すぐに新しいものを購入するのではなく、余っているものを使うことで経費の削減を狙い、さらにはより徹底したゴミの分別を行うなど、社内の中でエコに対する意識を徐々に高める狙いがあります。
また、この活動はあくまでも「きっかけ」です。全支店へと展開すると共に、エコ意識が高まるにつれ、行えるエコが増えていくだろうとの狙いもあります。
作業所の事務所、そして支店の経理を経て本社の財務部主計課にいます。いきなり本社ではなく、自分のできるレベルに合わせてステップアップできているので仕事に充実感があります。同期たちと自分たちの状況を話すのも楽しいし刺激的。今やれることを通して、自分自身が将来どうなり隊のかをイメージしやすい環境にあるなと思います。育休や産休から復帰している同僚・同期を見て良い環境だなと思うことも多いですね。(2013年入社・財務)
入社した時は横浜支店の作業所事務でした。そこから東京支店を経て本社総務部にやってきました。徐々にステップアップできているなと実感していますし、何よりやりがいがあります。業務の範囲が幅広いこともあり、とにかく無我夢中ではあるんですけど、人を支えて助けて。そして感謝される喜びを知れたなと思います。(2011年入社・総務)
作業所の事務として現場はもちろんですが、様々な形での「サポート」がお仕事です。作業員が仕事をこなしやすいようにとのサポートや、書類の請求、とりまとめに処理。今はいろいろな業務をこなしていますが、どの業務もしっかりと基礎を抑えて、いずれはステップアップしていきたいなと思っています。(2017年入社・作業所事務)
大きな会社だからこそ、いろいろなことにチャレンジできます。自分が凄いんじゃなく、会社が凄いということを弁えつつ、自分のできることを責任を持ってこなしています。もちろん楽しいことばかりではないんですけど、苦労した分、成果が出た時の喜びもとても大きなものだと自分に言い聞かせています。(2007年入社・営業)
ミャンマーにて水道監視季節工事の現場の作業所長を務めています。海外に出ることで、日本がどれだけ便利で快適な国なのかを知りました。それに、まだまだ日本に及ばないとはいえ、だからこそできることもたくさんあります。大げさかもしれませんが、「国の発展に尽力している」との実感もありますね。(2000年入社・海外事業)
様々な工事主任を行っています。良い作業をするのは当たり前で、さらにはコストや設備の要不要等、トータルで考えた上での計画が求められます。土を掘削したら、じゃあその土はどうするのか。一作業員の時には考える必要がなかったことまで考える必要がありますが、それもやりがいだなと思います。(2000年入社・土木機電)
土木施工のお仕事は管理者として工事を統括する一方で、お客様との間に立って調整することも多いんです。その点では「なまもの」というか、必ずしもマニュアル通りに進むわけではないんですよね。でも、それがやりがい、そして自分のスキルアップに繋がっています。(2009年入社・土木施工)
環境に本当に恵まれています。2回ほど産前休暇と育児休暇をもらいましたし、時短勤務、さらにはフレックス。働く社員のことを考えてくれているのが分かりますし、リモートによる在宅での仕事も可能とあって、子育てと両立できています。(2010年入社・エンジニアリング)
自分が設計したものができあがっていく姿を見るのは、我が子を見る思いですね。建て物のコンセプトを作った後、お客様に間取り等を提案。注意しているのはデザインであり、アートではない点。あくまでもニーズに応えるという点ですね。(2010年入社・建築設計)
生産設計はいわば設計図と現場のつなぎ役。自分の仕事一つで何百、何千といった作業員の方々の動きが決まるので責任重大です。時にはプレッシャーに押しつぶされそうになることもあるんですけど、でもそれが自分の成長に繋がっていると実感することも多いです。(2009年入社・生産設計)
建築のお仕事で大切なこと、それは信頼だなと実感しています。物って予定通りに作業すれば作れるんですよ。でも、信頼はそう簡単には作れません。建設の世界は、物を作ることで同時に信頼も作っているんじゃないかなと思えるようになりました。だからこそ、人と人との繋がりは大切にしています。(2010年入社・建築設備)
建築施工を行っていると、どうしても「想定外」が起きてしまうんです。でも、「想定外」は言い訳としては通用しないんです。じゃあそこでどうするのか。想定外をしっかりと想定できるのかどうか。それが求められているので大変ではありますけど、やり遂げた時の充実感は大きなものです。(2016年入社・建築施工)
戸田建設はやりがいのある仕事が多々待っています。スキルアップしたい人はもちろんですが、仕事に充実感をと考えている方にもおすすめです。様々な働き方が待っていると共に、労働者のこと、さらには建設業界の未来をしっかりと考えてくれていることを実感できることでしょう。