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現場監督の労働環境

現場監督という仕事がつらい理由とは

このページでは、仕事がつらいというイメージが付いている現場監督の実情について、その理由とよりよい労働環境で働くためのポイントを紹介します。

まずは現場監督という仕事がつらいといわれる主な理由を4点取り上げてみましょう。

労働時間が長い

オリンピック需要もあって建設業全体がキャパオーバーぎみで、特に現場が労働超過になっているのはわかります。

その上で、現場監督の労働時間がより長くなってしまうのには、その業務特性も大きく関係しているのです。

建設現場では実際に工事を行っている時間帯、現場監督は各所を回っているのが基本。

一方、現場監督の業務はデスクワークも少なくありません。

施工計画書をはじめとするドキュメント作成は、日々の工事時間が終わった17時以降になりがちで、結果的に労働時間が長くなってしまうのです。

休みが少ない

プロジェクトにもよりますが、建設現場では土日祝日でも工事を行うケースは珍しくありません。

日給制で働く職人が多いことなども関係しているでしょうし、一日も納期を後ろ倒しできないプロジェクトなら、工事が順調に進まなくてもスケジュールを引き直すことができません。

こうした背景があって、建設会社に勤めている会社員としては、土日祝日も休みがとりにくい状況が生まれてしまうのです。

会社員なら代休をとるべきところ、現場が稼働していると休めない空気が醸成されるのでしょう。

失敗へのプレッシャー

現場監督という仕事は、比較的若手でも任せるプロジェクトの予算規模が他業種と比べて大きくなる傾向があります。

むしろレアケースではないため、スムーズに工事を完了するのが当たり前で、トラブルを起こしてはいけないというプレッシャーはかなり大きいといえるでしょう。

また、トラブルが起きてしまうと、その内容にもよるとはいえ、会社に大きな損失を与えてしまったり、施主側との関係悪化が他の取引に悪影響を及ぼすリスクがあります。

職人と人間関係がうまくいかない

現場監督は様々なジャンルの職人が集まって構成されます。若手の現場監督だと父親よりも年上の職人に指示を出すということもよくある話。

元請けと下請けという立場の違いはあるものの、実際は若手の現場監督が軽んじられることも。

また、建設現場では、現場監督は職人たちに無理を強いるケースもあります。

仕事に対して自分のポリシーを持っている職人ほど、簡単には折れてくれないもので、ある種板挟み状態となることが現場監督には大きなストレスになるわけです。

こういう会社を選ぶべき

現場監督という仕事がつらい実情を紹介してきましたが、深刻な心材不足もあって、よりよい労働環境を整えている会社もあるので、その選別ポイントを紹介します。

会社規模が大きい人材派遣会社なら無理をさせない

建設業界に特化した人材派遣会社の中でも会社規模が大きいところでは、比較的コンプライアンスをしっかり意識して、労働者に無理をさせない体制を整えています。

ポイントとなるのは、スーパーゼネコンを含む大手建設会社と強いパートナーシップを持っていること。

派遣先であるゼネコンともきちんとした契約を締結していれば、労働者に無理をさせることもありません。

人材派遣会社テクノプロ・コンストラクションを例にとると、コンプライアンスの徹底では法令遵守に留まらず、「職場の環境整備」を重視。

職場訪問を実施するなど実際の現場まで目を行き届かせる体制を持っています。

フォローやサポート体制が整っている人材派遣会社

派遣スタッフにとって現場は得意先企業の管理下。

不満があっても現場で直接訴えにくい面があり、人材派遣会社側でのフォローやサポート体制が重要となります。

その点でもテクノプロ・コンストラクションでは相談窓口を設置してヒアリングとアドバイスを密に行い、管理栄養士や健康管理士による指導などによる健康管理にも注力しています。

このように労働環境が整っている人材派遣会社で現場監督に就くことで、残業も少なく休みもとれるなど安心して働くことができます。

人間関係はどんな仕事でもある程度の課題はあり、個人差はあるものの建設業が合う人材なら実際は大きな問題にはならないでしょう。

現場監督の労働環境で気になる疑問

単身赴任が多い?

全国に拠点を持つ大手建設会社だと、ある程度の頻度で転勤になることはあります。

その際、家族がいれば社宅などが用意されることもあるのですが、子どもの学校など家族の事情を勘案すると、結果的に単身赴任になるケースもあるでしょう。

一方、全国展開する人材派遣会社では、転勤がなく希望勤務地で就業できる企業もあるので狙い目です。

現場監督の単身赴任や転勤する頻度について詳しく

残業は多い?

現場監督という仕事は、工事をしている時間帯以外にも書類作成などデスクワークに追われることで、残業時間が多くなる傾向があります。

加えて、他のスタッフに一時的に業務を引き継いでもらうのも難しいため、代休や有給をとりにくいのも実情。

また、労働基準法でも残業時間に関する法的規制が一般企業とは異なることなど、コンプライアンス遵守を重視する企業に所属しないと超過勤務になる可能性があります。

現場監督の残業について詳しく

現場監督の給与は少ない?

労働時間の長さで知られる現場監督ですが、「労働時間が長ければ長いほど残業代も出るので、給与はいいのでは?」と思う人もいるでしょう。しかしながら、会社の規模や方針などにもよりますが、実際には激務にして薄給の監督も少なくありません。仕事量に対して給与に違和感を覚えるならば、転職を検討するのも一つの選択肢でしょう。

現場監督の給与について詳しく

現場監督の中には、お金にまつわる不満を持つ人も少なくないようです。給与が少ないと嘆いている監督たちの現状をリサーチしてみました。
現場監督が抱えがちなお金に対する不満
実際の現場監督たちの声を参考に、監督たちが抱えがちなお金に対する不満について見ていきましょう。

そもそも給与の額が少ない

不満の声の例

キャリアを積めば給料が高くなると信じて働いているのですが、上司の給与明細を見て愕然としました。上司には奥さんもお子さんもいるのに、手取りが20万円台でした。夢も希望もありません。(20代/男性/小規模建築会社)

そもそも現場監督の平均月収は?

参考値として見て欲しいのですが、現場監督の平均月収は、大企業が36万円程度、中企業が30万円程度、小企業が27万円程度と言われることがあります。小企業とは言え、現場監督たちをまとめる上司にして手取り20万円台は、かなり低い水準と考えるべきでしょう。

具体的に取るべき対策

売り手市場の近年、現場監督として一定のキャリアを積んでいる人材であれば、それなりの給与を保証しつつ採用する会社がたくさんあります。給与に不満のある方は、大手を中心に転職を検討することも視野に入れましょう。近年は売り手市場なので、一昔前よりも転職がしやすくなっています。

残業代や日当などの未払いがある

残業代などに関する不満の声の例

45時間までは残業代が出るのですが、これを超えると残業代が出ません。しかも月の残業時間は、平均して120時間です。これは違法なのではないでしょうか?(20代/男性/中規模ゼネコン)

そもそも現場監督の平均残業時間は?

他の業種に比べ、現場監督は残業時間が多いと言われることがあります。実際に現場監督たちの口コミを見てみると、月間の残業時間が100時間超えの会社は少なくないようです。建設業界は36協定が除外される業界ですが、少しでも残業時間が少ない会社で働くに越したことはありません。

残業代が出ない場合の対策

他の建設会社の残業時間について、現役の監督たちからの口コミをチェックしてみましょう。ホワイトな会社は少ないかも知れませんが、現状よりも条件の良い会社と思われるならば、その会社への転職も視野に、情報を深堀しても良いかも知れません。

定期昇給はあるのもの昇給の幅が小さい

昇給に関する不満の声の例

ウチの会社にも定期昇給の制度があるのですが、毎回、昇給の幅がほんのわずか。同じ会社に10年ほど勤めていますが、初年度の年収から10%くらいしか上がっていません。(30代/男性/土木系会社)

そもそも現場監督の昇給幅は?

現場監督の平均的な昇給幅の情報は見つかりませんでしたが、すべての業界を含めた平均的な昇給幅は、10年勤続でプラス20%程度と言われています。単純に1年で換算すると、前年より2%ほど上昇する計算です。これを一つの目安として、自分が所属する会社の昇給幅を確認してみましょう。

昇給が少ない場合の対策

就職や転職などの際、「定期昇給あり」という文言だけではなく、具体的な昇給実績を確認することが大事です。売り手市場の昨今、以前は聞きにくかったことでも、遠慮なく聞ける会社が増えてきました。

ボーナスがない、または少ない

ボーナスに関する不満の声の例

他の建設会社では分かりませんが、私が働いている会社は、やたらボーナスが低いです。年間で2回ボーナスが出るのですが、合計で1.5ヶ月分です。正社員として働くメリットを感じません。(30代/男性/小規模建設会社)

そもそも現場監督のボーナス額の平均は?

会社の規模にもよりますが、現場監督のボーナスの平均額は、役職別に主任が約107万円、係長が約133万円、課長が約176万円、部長が約195万円とも言われています(参考値)。現在の会社のボーナスと比較する際の目安としてみてください。

ボーナスが出ない場合の対策

たとえボーナスが低くても、毎月の月給が高い会社があります。単純にボーナスの額で比較するのではなく、年収ベースで考えるようにしましょう。年収ベースでも大きな違和感があるならば、売り手市場の昨今、より有利な会社への転職も選択肢にして良いかも知れません。

時給換算するとアルバイト同然、またはアルバイト以下

給料に関する不満の声の例

残業代込みの月給は50万円前後。悪くはないほうだと思うのですが、何しろ朝から夜中まで休みなく働いているので、時給換算すれば1,000円少し。監督なのにアルバイトより時給が低いです。(30代/男性/中規模建設会社)

そもそも現場監督の給与を時給換算すると?

かりに1日の労働時間が8時間で、かつ月の勤務日数が22日の場合、月間の合計勤務時間は176時間。月給が40万円の監督であれば、時給換算で約2,278円です。残業代も込みで計算したとき、時給換算で2,000円以上であることが理想でしょう。

給料が少ない場合の対策

早朝から深夜まで、かつ休日返上で働いている現場監督は少なくありません。「その分の残業代がすべて出るならばOK」という人もいるかも知れませんが、実際に残業代が全額支払われる会社は一部のようです。時給換算で2,000円未満の場合、転職を視野に入れても良いかも知れません。
会社によって年収に大きな開きがある
現場監督の仕事をしている人たちからは、「どんなに忙しくても、この仕事が好きだから続けている」との声が、とても多く聞かれます。

仕事が好きなことは、とても結構なことです。しかしながら、どんなに好きな仕事であっても、ボランティアでやっているわけではありません。すでに家庭をお持ちの方にとっては、「好き」以前に、「生活」を重視しなければならない現実があるでしょう。

ゼネコンの現場監督における平均年収は、会社規模などによって300万~900万円まで大きな幅があります。同じ仕事をしているにもかかわらず、年収に3倍もの開きがあることに、通常は納得できません。

お金に不満のある人は、仕事の質が低下する可能性があります。将来に希望を持てないことから、能動的にキャリアアップを図る意欲も下がることでしょう。少しでも不満を少しでも軽減してくれる道を探すこと(転職など)も一つの選択肢と考えてください。

取材協力会社

株式会社テクノプロ・コンストラクション

株式会社テクノプロ・コンストラクション 株式会社テクノプロ・コンストラクション

スーパーゼネコンをはじめとした、建設業界大手を中心に、質の高い技術を提供できる人材を派遣している、テクノプロ・コンストラクション。

2000名近い技術者のうち、未経験者からベテランまで幅広いメンバーが在籍しています。誰もが知っている有名なビルや施設など、数多くの優秀な建設技術者たちが活躍中です。 施工管理や建築について学べる1ヵ月の研修や、先輩担当者のフォロー・サポート体制が充実しているため、未経験で不安なかたもすぐに現場監督になれる環境が整っています。

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