現場監督からの昇進を目指すのには、会社や個人の能力など様々な事柄が関与しますが、給料アップや昇進を目指すうえで重要になるポイントがあります。
こちらでは昇進を目指す際のポイントをいくつか紹介していますので、参考にしてみてください。
現場監督になるための特別な資格は必要ありません。そのため、現場での経験を積んでおり、全体をまとめられるスキルを有している人材であれば、資格を有していなくても現場監督として活躍できる可能性があります。
しかし、専門的な資格を有していない現場監督が担当できる範囲は限られており、例えば施工管理技士の資格を取得して監理技術者や主任技術者として働けるようになれば、必然的に昇給や昇進へつながる可能性が増えてくるでしょう。
工事全体の流れを把握したうえで必要なポイントを計算し、適切な人材配置や工期の計算、リスク管理を行える現場監督であれば、現場の意欲も高まって結果的に安全な工事が実現します。
工事では思わぬトラブルも起こりえるため、この人に任せておけば大丈夫という安心感を提供できる人材であれば、現場監督として昇進できる可能性が高まるでしょう。
安全な現場環境を作り出すには、現場監督と周囲のスタッフとのコミュニケーションが重要であり、信頼関係が構築されている現場であれば事故リスクも軽減されるでしょう。
また、昇進させる人材を上司や人事担当者が選ぶという仕組み上、同じようなスキルを有する数人の現場監督の中から誰か一人を昇進させるという場合、信頼関係や人間関係が決め手になって選ばれるというケースもあるようです。
昇進によるメリットのひとつは、給料のアップです。また、現場スタッフの上司として業務のやり方を主導できるため、自分にとってやりやすい現場環境の構築を目指せることもポイントです。
責任が増えるためプレッシャーも大きくなり、ストレスへつながるかもしれません。また、部下の不祥事やトラブルといった原因が自分の責任問題に発展することもあり、現場に対する意識をより強く向ける必要が生じます。
現場監督として昇進すべきか否かは、自分がどのようなライフワークバランスを保ちたいかという点からも考えなければなりません。昇進によるキャリアアップで得られる恩恵は多い一方、リスクもあり、また昇進を断り続ければ上司や会社との関係が悪化する可能性もあるでしょう。
昇進によって得られるメリット・デメリットなどを総合的に考慮したうえで、自分はどのような目的意識で現場監督として働きたいのか検討しておくことが重要です。