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現場監督のやりがい

現場監督のやりがいとは?

建設や施工管理の職は、どんな時代にもニーズがあり、「手に職をつけたい」「ものづくりをしてみたい」と考える人にとって魅力的な仕事です。その反面、大変な仕事といわれることもありますが、実際はどうなのでしょうか?ここでは、現場監督ならではのやりがいを確認しつつ、現役の現場監督の声も紹介しています。

現場監督のイメージ

やりがい①「仕事が後世に残る、達成感がある」

現場監督の仕事はモノづくりの仕事です。しかも建設物には長年にわたってその場所に残されるという特性がありますから、自分の手掛けたものが完成後、ずっと長い間そこにとどまるのです。後世にわたって自分が完成させたものがずっと残り続け、人の目に移り、ときには感動されることもある…こんな達成感が得られるのです。自分の仕事を目に見える形で残したい、大きな達成感を得たいという人におすすめできます。建設物はスタイリッシュな家だったり、人々の暮らしを便利にするトンネルや橋だったり、誰かが仕事をする場所になるオフィスビルだったり…後世にわたって残せる仕事がたくさんあります。

やりがい②「手に職をつけられる」

現場監督が仕事をする建設業界の仕事には、いつでも一定のニーズが安定して集まっています。特に近年はアミューズメント施設やオフィスビル、住居物件など数多くの建設物が企画・開発されているため、建設業界に集まるニーズは今後さらに高まることが予測されます。そんな建設業界で大きな役割を果たす現場監督は、引く手あまたとなる職業になるでしょう。スキルを身につけておけば職に困るリスクも減るでしょうから、「手に職を」と考えている人にとってはうってつけです。

やりがい③「資格が報酬に直結する」

現場監督はこなした仕事の内容はもちろんですが、持っているスキルや資格も報酬を左右しています。つまり施工管理に関連するスキルや資格を持っている人ほど、年収を増やしやすくなるということです。今の職業で思うように年収が上がらず悩んでいるという人や、年収を上げたいという人には特にやりがいが感じられる仕事でしょう。より良い仕事をするために頑張れば、資格による手当とこなした仕事の質の高さに応じて、頑張った分だけ報酬になって帰ってきます。また資格手当をもらえるほど資格を持っているのであれば、転職の際にも有利になります。転職を考えている人は、採用までの道のりがスムーズになるでしょう。

現役の現場監督が語る「これが私たちのやりがい」

実際に現場監督として活躍している方に、仕事のやりがいを聞いてみました。年代・性別・経験の異なる4名が、どんな点にやりがいを感じているのか、ぜひ参考にしてみてください。

49歳男性の声

自分がこなした実績が公正な評価に繋がっている

自分が担当したプロジェクトが形となって残ることに、大きな達成感を感じています。今までにこなした仕事の中には、もう誰もが知っているといわれる建設物の施工管理にもかかわったことがあり、それが自分の実績となっています。施工管理の仕事は制度も充実しているため、自分がこなした実績が公正な評価に繋がっている点も、毎日仕事をする上でのモチベーションとなっています。派遣先の会社から社長賞をいただいたときには、感動を覚えました。

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22歳女性の声

入社して間もないのに大規模な現場で仕事ができて嬉しい

以前はサービス業に務めていたのですが、先輩方との人間関係に悩んだ末転職を決めました。モノづくりが好きだったことが理由で、建築の仕事に興味を持ったのがきっかけです。研修期間が1か月あったため安心して仕事を覚えられましたし、サポートも手厚く現在では13階建てのマンションの新築工事を担当しています。入社して間もないのに大規模な現場で仕事ができて嬉しいです。いろいろな現場を経験できて、職人さんも優しく接してくれるため楽しく仕事ができています。

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21歳男性の声

形になったなという達成感があります

現場の職人として働いた経験を持っており、現場監督として施工管理の仕事を始めてからは職人さんと協力しながら仕事をしています。自分が担当した現場で作業工程が終わったとき、形になったなという達成感があります。自分が現場の中心として役割を果たせたと思うと、これからもっと達成感が得られることが想像できて楽しみです。早い段階から直接現場で学ぶ機会が与えられる点が、フォロー体制が整っている点だと感じられます。

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33歳男性の声

大きなプロジェクトにかかわれるのはやりがいが感じられる

未経験者でもキャリアアップできるように、現場でのフォロー体制が充実しています。現在は駅前の再開発プロジェクトを担当しており、大規模なビルなどを担当したこともあります。大きなプロジェクトにかかわれるのはとてもやりがいが感じられて良いですね。基本的には周りに優しい方が多いため、恵まれた環境で仕事ができていると感じています。担当営業さんが毎月現場に来てくれるため、困りごとにもすぐに対応してもらえます。

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現場監督はますます活躍の場を広げている!

建設業界のニーズは年々高まっており、人材の供給が追い付かなくなるほど、現場監督の仕事には多くの需要が寄せられています。そのため現場監督としてのスキルを身につけている人、転職を考えている人は、今後もさらに将来性が広がっていくことが予想できるでしょう。 また、新たな建設物を建てたいというニーズもありますが、最近では高度成長期に建てられた施設が老朽化時期に入っているため、その補修や建て替えの需要も増えています。こうしたケースは、予算の確保やリソース確保の問題で先送りになっている案件も多く、今後も建設関係の需要は安定して増加していくと考えられます。

若い世代が建設業界への就職を望むことが少なくなり、就業者の高齢化が見られていますが、逆の見方をすれば完全に売り手市場ということです。 また、こうした雇用の課題に対して建設会社側も、これまで課題とされていた「仕事が大変そう」「職場が厳しそう」という労働環境の見直しに取り組んでいます。雇用を促進するための環境が整備され、未経験者がチャレンジしやすいのも、現在の現場監督の魅力といえるでしょう。