画像引用元:日本電設工業公式HP
https://www.densetsuko.co.jp/
こちらの会社では、人材育成の一環として、千葉県柏市に「中央学園」という研修施設を所有しています。こちらの施設では、既存の実習線に平行して駅ホームや模擬トンネルなどを盛り込んだ実習線を新設していることに加え、高所体感および電気体感実習設備などが設けられているため、実際に現場で働いていることをイメージしやすいのが特徴。また、「NDK技術学園」と呼ばれる認定職業訓練校が研修施設に併設されており、電子媒体で作成した教材を各自のパソコンで随時学習可能な「デジタル教材」を導入しています。さらに自社の社員のみならず、協力会社、同業他社の社員も受け入れ、業界全体の技術・技能の向上にも努めているのもポイントです。
「鉄道電気工事」「一般電気工事」「情報通信工事」と3部門の事業領域の中で売上高の半分以上を占めているのが、「鉄道電気工事」。鉄道電気工事では、変電所からの電気を、パンタグラフを介し、電車に供給する設備である電車線をはじめ、パンタグラフに接触するトロリ線や、それを支える支持物、発電所からの電気を供給する「き電線」などの設計・施工を行っている電車線工事や、鉄道会社の電力ネットワークの基幹設備となる発電所において、次世代の発電設備の新設・更新工事の施工計画の提案を行う発変電工事などを行っています。
安全性の向上、施工の効率化、周辺環境への配慮など、顧客へ最上のものを提供するために、豊かな経験と高い技術力を活かし、技術開発に取り組んでいるのもこちらの会社の魅力の1つ。作業効率を追求した次世代大型トロリ線張替作業車や軌陸車連動ブレーキ搭載ユニット式低床軌道運搬車、吊上げと移動時の安定性に優れた配電盤設置装置など鉄道電気工事における機械化施工を推進しています。また、真空ポンプを活用した重量物トラフ運搬設置アタッチメントや駅ビルやテナントビルの狭いEPSに設置できる薄型プラグインブレーカなどの受注拡大に向けた取り組みや、鉄道用信号回路配線の導通確認に最適なダブルチェック検査装置、停電作業のあと、復電をする前に安全に回路をチェックすることができる検査機器の導入といった配線工事における安全性向上のための開発なども行っています。
事業領域を「鉄道電気工事」「一般電気工事」「情報通信工事」の3部門に分けているこちらの会社では、鉄道電気工事の売上高が一番多く、全体の5割以上を占めているのが特徴。鉄道電気工事部門では、リーディングカンパニーとして、在来線や新幹線だけではなく、地下鉄、新交通システムまで幅広い領域の事業を全国展開しています。
会社名:日本電設工業株式会社
所在地:東京都台東区池之端一丁目2番23号 NDK第二池之端ビル
電話:03-3822-8811
高速道路や線路などで大掛かりな工事を行うことが多く、現場監督である施工管理業務においては、数多くの業者が出入りしながらお互いが並行して作業を進める必要がある中、これらを円滑に行う環境づくりが求められます。そのため、しっかりとコミュニケーションをとりながら、スケジュール調整することができる人材が最適です。
幼い頃から物作りが好きで、大学時代に専攻した電気に関する知識を活かした仕事をしたいと調べていたら、こちらの会社の存在を知り、若手育成に熱心であることなどが入社した理由です。現在は、先輩にあたる工事指揮者のサポートがメインの仕事。中でも、現場における作業の流れや工事の方法、顧客であるJRに提出する書類の作成などを先輩のアドバイスを参考にしながら必要な知識を学んでいるところです。現場で実務経験を積み、工事技能者認定を取得すると、私も工事指揮者として作業にあたることができるので、それを目標に日々、頑張っています。
元々、電気工事の仕事に興味があり、調べたところ、中央学園をはじめとする研修施設があり、人材育成にも力を入れていたり、これまで築いてきた様々な実績にも魅力を感じたことなどが理由でこちらの会社に入社しました。現在は、官公庁の社員宿舎マンションの新築工事の現場で施工管理を担当しています。施工管理とは現場監督のことで、具体的には工程の調整や管理、施工状況のチェック、図面作成などが主な業務。職人さんとの関わり合いが深く、年齢的にも、私より年上の方と接する機会が多いです。職人さんゆえ、自分の仕事のやり方にこだわりやプライドを持っているため、時には双方の考えや意見が一致しないこともありますが、双方が話し合いながら良い意味での妥協点を見つけていきます。