画像引用元:東亜建設工業公式HP
https://www.toa-const.co.jp/
耐震に関する技術力の高さが東亜建設工業の強みの1つ。中でも岸壁、護岸などの港湾施設は、地震が発生すると大きな土圧が発生し、施設の倒壊や過大な変位といった被害をもたらすことが考えられます。このような場合に備えて、軟弱な浚渫土を改良し、埋立地の地盤材料などに再利用する技術「プラグマジック工法」や、軟弱土そのものを現位置で硬化材と一緒に攪拌混合・固化させて、軟弱地盤を堅固な地盤に改良する技術「デコム工法」などを採用。これらの工法によって、施設の背面側地盤が必要とする強度を持つ改良土とすることにより、土圧低減対策や液状化対策が可能になります。
2007年4月1日に行われた「港湾の施設の技術上の基準を定める省令」の改正にともない、港湾の施設の設置者が今後の施設の維持管理の計画を立てて実行することになりました。そのため、施設の老朽化に対して、計画的で効率的な改修だけでなく、施設の延命化や長寿化に向けた取り組みが重要になっています。
東亜建設工業では、構造物にセンサーを埋め込み、あらかじめ設定した管理値にデータが近づくと、インターネットを介して管理者にお知らせする遠隔監視のシステム「サムシング」を導入し、日々の作業の中では気が付きにくい構造物の劣化などの変状を把握。また、桟橋などは平面的に広く、海面から部材までの高さが異なることが一般的で、塩分の飛来環境の違いなどに起因する多様性が見られるため、多様性に富む塩害劣化の進行を確率論的に予測するマネジメントシステムを採用しています。
自然を再生し環境を保全する取り組みを積極的に行っているのも東亜建設工業の魅力。例えば干潟や藻場、浅場の造成にはブルーカーボンを使った低炭素社会の実現が求められるなど、沿岸域生態系の重要性が指摘されています。こちらの会社では、海洋生物の生息場となる干潟や浅場造成の計画策定から施工・維持管理に至るまでの総合的なソリューションを提供することが可能です。また、都市臨海部では、単調な直立護岸で囲まれてしまっているため、海と陸の連続性が断たれているというケースも少なくありません。このような事態を防ぐため、護岸の一部を活用した人工干潟やタイドプールなどの造成のためのソリューションを提供し、多様な生物の生息空間をつくることに役立てています。
「災害から暮らしを守りたい」「施設を長く使いたい」「自然や暮らしを守りたい」など、ユーザーのニーズに応えながら、自然環境やリサイクル、建設環境保全、音環境など様々な分野で技術力を高めているのがこちらの会社の特徴です。関わる工事もホテルやレジャー施設、事務所、庁舎といった建築物から港湾や空港、海岸、トンネルなどの土木分野まで幅広く取り扱っています。
参照元:東亜建設工業公式HP(https://www.toa-const.co.jp/company/release/2008/080704.html)
参照元:東亜建設工業公式HP(https://www.toa-const.co.jp/company/release/2021/210707.html)
東亜建設工業では、「安全をすべてに優先させる」を基本方針とした労働安全衛生の取り組みを行っています。同社の職員からの声がけを行い、安全ではない状態や安全ではない行動の芽を摘み取ることにより、安全に工事ができるように取り組んでいます。このことにより、重大災害ゼロとともに重大公衆災害ゼロを目指しています。
東亜建設工業では、さまざまな課題やニーズに応えるための技術を提供しています。
例えば同社が開発した「THJ®耐震補強工法」は、稼働中の冷凍倉庫内の温度をマイナスに保ったまま、常温における施工と同等の耐震性能を確保できる耐震補強工法です。この技術を使用することにより、冷蔵倉庫の建替を行う際に倉庫内の荷物を他の倉庫に移動する必要が無くなります。
そのほか、埋立粘性土地盤における同社独自の軟弱地盤の調査・設計・施工管理技術(ACCEESS法)をさらに広い条件下の工事に展開するための原位置地盤試験機(TOA-SID-MarkⅡ)の開発を行っています。
会社名:東亜建設工業株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー31階
電話番号:03-6757-3800
創業:明治41年(1908年)
創立:大正3年(1914年)3月4日
設立:大正9年(1920年)1月23日
資本金:18,976,658,924 円
代表者:代表取締役社長 早川毅
従業員数:1,555名(2022年3月31日現在:単体)
<主な資格保有者数>
日本のゼネコンの中でも中規模で海洋土木の分野で強みを持っているのが特徴です。そのため、大手ゼネコンよりも早いうちから様々な仕事を任せてもらえることが期待できるほか、海洋土木に興味がある人にはおすすめの会社だと言えます。
父が建築関係の仕事に就いていたということもあって、子どもの頃から建物を作ることに興味を持つように。より大きなものを作りたいという思いから大学では土木を専攻し、その大学時代に東亜建設工業と共同研究を行ったことがきっかけで入社を決めました。入社してから最初の3年は護岸補強、橋脚・上部工撤去工事、安全な海路をつくるために海底地盤を掘る浚渫工事などを経験。現在は、東北支店へと移り、気仙沼湾横断橋作業所にて、震災復興の一環である気仙沼湾横断橋の新設工事に携わりました。大きな爪痕を残した震災の復興事業に関わることで、改めて東亜が行う事業の社会的貢献度の大きさを実感できた工事だったと思います。
大学で土木系の学科に進み、入社してからの3年間は国内工事を担当。そこで土木職の基礎である安全管理、施工管理全般を学び、4年目からは国際事業部へ異動しました。入社前から憧れていた海外赴任の夢が叶い、インドネシアの石炭焚き火力発電所建設工事に携わることに。この工事はインドネシアで初となる「超々臨界圧」という技術を用いた石炭焚き火力発電所の建設で、急成長を続けるインドネシアにおいて、安定した電力受給に対応するための国家的プロジェクトでした。言葉や文化の違いで苦労することも多いのですが、やりがいを感じながら頑張っています。
港湾土木を太い柱として受注利益を生み出しているところ。 それを背景に陸上土木、建築、海外と確実に受注を伸ばしている。 誠実な施工、堅実な経営(後略)
引用元:OpenWork(https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000Fqg6)
(前略)経済状況に応じた浮き沈みがある業界だが、建設需要がなくなることはないので、外的要因での急降下は考えにくい。 土木・建築・海外のバランスをとることで、景気・政策・為替の変動に対応できるかと思う。
引用元:OpenWork(https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000Fqg6)