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商用車と乗用車は何が違う?

商用車と乗用車の違いについて

業務で使用する商用車は、乗用車と機能面では違いはありません。導入時点で商用車として申告し、認可されれば商用車になります。

商用車の税金は優遇されている

車両を所有していると、もれなく自動車税や重量税などの税金がかかります。

商用車は乗用車と同じ重さ・排気量でも、自動車税が安く設定される優遇措置がとられています。重量税にはそれほど差はないですが自動車税の差は大きく、排気量が1.5リットル超2.0リットル以下の車だと、乗用車が年額36,000円からなのに対し、商用車は9,500円程度になります。

参照元:東京都主税局公式HP/自動車税種別割

商用車の車検は短く設定されている

ただし、車検に関しては逆に、商用車は乗用車よりも車検期間が短く設定されています。新車登録から2年で最初の車検を行ったら、以降は毎年受ける必要があります。

これは、乗用車に比べて商用車が酷使されやすいため、安全を確認するのが目的で設定されている制度です。

商用車の自動車保険は高額傾向にある

自動車保険の保険料も高くなる傾向にあります。さまざまな年代の人が運転することを想定して、補償対象を幅広く設定する必要があるためです。

使用目的が限られている

商用車は基本的に、荷物を運ぶ目的で使用される車両です。乗用車と見分けがつくように、1か4で始まるナンバープレートをつけています。ナンバープレートを取得することで税金の優遇措置や車検の扱いも受けられるのですが、商用車と認定されるためには、後席の面積よりも荷室の面積を広く取った仕様にする必要があるほか、最大積載量を表示することも義務付けられます。

ランニングコストは決して安くはない

商用車は、確かに自動車税に関しては優遇されていますが、車検の期間が短めに設定されていたり、保険も高額のプランにする必要があったりと、決してランニングコストが良いとは言えません。荷物運搬が使用目的なので、車両内部の構造にも制限がかかったり、お客様に載っていただくには不向きだったりといった不自由さも。しかし、もともと業務車両として製造された車なら足回りが強化されていたり、車検が多いということはメンテナンスがしっかりされるというメリットもあります。

コスト管理も現場監督の仕事のうち。メリット・デメリットも踏まえて、商用車の扱いについて理解しておくとよいでしょう。